地デジ終了に関するまとめ

2011年7月24日、地上・BSのアナログテレビ放送がすべて終了し、地上・BSデジタル放送へ完全移行することは、皆さんご存知ですよね。
もうとっくにデジタル放送の恩恵を受けている、という方も多いと思います。

地上デジタルテレビ放送は、地上のデジタル方式の無線局によって行われるテレビ放送。従来のアナログ方式と比べ、高品質な映像と音声を受信することができるのが特徴です。

アナログテレビ放送からデジタル放送へ移行させる理由は、

1.多様なサービスを実現するため

デジタルハイビジョンの高画質・高音質番組に加え、双方向サービス、高齢者や障害のある方にやさしいサービス、暮らしに役立つ地域情報などが提供できるようになります。また、携帯電話、移動体向けのワンセグサービスも提供が可能です。

2.電波を有効利用するため

通信や放送で使える電波は無限ではなく、一定の周波数に限られています。現在の日本では、電波は既に目いっぱい使われており余裕がありません。デジタル化すれば、大幅にチャンネルを減らすことができるので、空いた周波数を他の用途へ有効に利用することが可能となります。

3.世界的な流れ

地上デジタルテレビ放送は、1998年にイギリスで最初に開始されました。現在はアメリカ、ドイツ、イタリア、韓国、中国、ベトナムなど、42の国と地域で地上デジタルテレビ放送が開始されており、放送メディアをデジタル化することは世界的な流れとなっています。

4.誰もが公平に情報を得られるようにするため

地上デジタルテレビ放送対応のテレビをインターネットに接続すれば、より多くの情報が得られます。テレビをデジタル化し、すべての人が情報通信技術の恩恵を受けられる社会にすることは国の重要な施策と考えられています。

という、以上4つの大きな理由を挙げることができます。

地上デジタルテレビ放送の特徴

1.ゴーストがなくなる

アナログテレビ放送では、視聴者に届くまでに、雑音で映像音声が劣化したり、高い建物などの影響で反射電波によりゴーストが起こりましたが、デジタル放送では、劣化やゴーストがなく、常に高品質の映像・音声を受信できます。

2. デジタルハイビジョンが楽しめる

今までのアナログテレビ放送1チャンネル分の電波で、デジタルハイビジョン放送が可能。ハイビジョン映像は人間の視野に合った16:9の見やすいワイドサイズ。走査線の数はアナログ放送525本に対し1080本、画素数はアナログ35万画素に対し、ハイビジョン約200万画素という高品質の映像が楽しめます。さらに、CDなみの高音質でその場にいるかのような臨場感と迫力を味わえます。

3.1チャンネルを分割して2~3番組の同時放送が可能

地上デジタルテレビ放送では、デジタルハイビジョン放送1チャンネル分で、現行のアナログテレビ放送と同等の標準画質の2~3番組を同時に放送することができます。これにより、例えばスポーツ中継の延長時などに、メインチャンネルで時間通りにドラマを視聴しながら、サブチャンネルでスポーツ中継を続けて楽しむことができます。普段も、1チャンネルを分割し2~3番組を同時に放送することも可能です。

4.高齢者や障害がある方にやさしいサービスが充実

特別な装置なしに、字幕放送が楽しめます。字幕放送は、セリフやコメントを文字テロップで表示するサービスです。地上アナログテレビ放送では、文字放送を見るために特別なアダプターが必要でした。デジタルテレビ放送では、標準機能として字幕放送を楽しむことができます。番組によっては、生放送も字幕付きで楽しむことができます。また、ドラマなどの筋書きを音声で紹介する解説放送も楽しめます。受信機器によっては、アナウンスの声のスピードをゆっくりに変えられる「話速変換装置」を内蔵した地上デジタルテレビも登場しています。

5.ニュースや天気予報など、便利な情報がいつでも見られる

データ放送は、リモコンボタンを押すだけで、ニュース、気象情報、交通情報といった、暮らしに役立つ様々な情報をいつでも見ることができるサービスです。また、ドラマなら、番組を見ながらあらすじや登場人物を確認、スポーツなら、選手紹介を見ることができるというように、番組内容と連動したデータ放送が行われることもあります。

6.クイズやアンケートなど番組への参加が可能

テレビに電話回線やインターネット回線をつなぐことで、テレビ局と双方向で情報のやりとりができるようになります。リモコン操作で簡単に、クイズやリクエスト番組などに参加できるようになります。

7.電子番組表(EPG)で、当日から1週間先までの番組情報が見られる

リモコンボタンで、テレビに当日~1週間先までの番組表を表示させることができます。放送時間や出演者、番組内容の表示や知りたい情報の検索も可能。また、番組の視聴や録画の予約も簡単に行え、たとえ放送時刻に変更があっても自動的に対応します。

8.5.1chサラウンド

CD並みの高音質が魅力なデジタルテレビ放送の音声。5.1chサラウンド放送では、専用のアンプと6個のスピーカーで映画館のような臨場感あふれる音声を楽しむことができます。対応番組は、電子番組表(EPG)や新聞のテレビ欄などで確認できます。

9.携帯などでも地上デジタルテレビ放送が見られる

「ワンセグ」により、携帯電話、車載テレビ、パソコンなどで外出先でも地上デジタルテレビ放送が楽しめます。また、緊急災害時など、電話が混み合ってつながらない状況でも、避難経路や安否情報などを受信できるので、非常に重要な情報端末となります。

世界の地上波デジタルテレビ放送

世界の地上波デジタルテレビ放送は、大きく分けて次のような方式が存在し国によって採用する方式が違っています。

● アメリカ方式(ATSC)
● ヨーロッパ方式(固定向けDVB-Tと移動体向けDVB-H)
● 日本・ブラジル方式(ISDB-T) – 同一の周波数帯でテレビと携帯端末(ワンセグ放送)が利用可能。
● 中国方式(CDMB-T)

地上デジタルテレビの普及率

現在、日本で地上デジタルテレビはどの程度普及しているのでしょうか?

総務省の2010年5月の発表によると、エコポイント制度導入の効果などにより、普及率が大幅に上昇し、3月時点での受信機の保有状況は83.8%、そのうち、チューナー内蔵テレビの世帯普及率は75.3%となっています。

ちなみに、デジタルテレビ放送対応受信機の普及率が高い都道府県は1位が富山県88.8%、2位埼玉県88.4%、3位岐阜県88.3%で、反対に一番低いのは沖縄県65.9%、岩手県66.7%、長崎県72.9%という結果でした。

地上デジタルテレビ放送は、将来的に様々な分野で暮らしに役立つサービスへの運用も期待されています。

例えば、介護サービスの申込みや各種公共施設の予約などを、テレビを通じて行えるようにしたり、家にいながら各種行政サービスの手続きを済ませるなど、行政サービスへの適用やホームサーバと組み合わせ、あらかじめ希望する番組等を指定、蓄積することで見たいときにいつでも見ることができるといったサービスも検討されています。

こういったサービスを導入するためにも、デジタルテレビの普及が欠かせません。

地上デジタルテレビを利用し、是非皆さんも自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。

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