ワールドカップ開催地・南アフリカの治安についてのまとめ

2010 FIFAワールドカップ

国際サッカー連盟が主催するFIFAワールドカップ(FIFA World Cup)。
4年に一度行われるワールドカップは、テレビの視聴者数でオリンピックを凌ぐ世界最大のスポーツイベントです。

その第19回目の大会が2010年6月11日から7月11日まで南アフリカで開催されるのはもうご存知ですよね。

大会の正式名称は、2010 FIFAワールドカップ南アフリカ(2010 FIFA World Cup South Africa)。
ちなみにFIFAとは、国際サッカー連盟(Federatio Internationale de Football Association:フランス語)の頭文字を取ったものです。

FIFAの傘下には、アジアサッカー連盟(AFC)、アフリカサッカー連盟(CAF)、欧州サッカー連盟(UEFA)、オセアニアサッカー連盟(OFC)、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)、南米サッカー連盟(CONMEBOL)があり、各国のサッカー協会は、これらの大陸連盟を通じてFIFAに加盟しています。

開催国の決定

南アフリカが開催国に選ばれた経緯ですが、現FIFA会長のゼップ・ブラッターは、ワールドカップアフリカ開催の見返りを期待したアフリカ票をバックに1998年のFIFA会長選挙に当選しました。

2006年ワールドカップが欧州で開催される事に決まった後、ブラッターはワールドカップをアフリカで開催するために、「ワールドカップ持ち回りシステム」を提案、理事会で承認させます。

そこで2010年の大会は、ワールドカップ未開催地域の1つアフリカで、2014年大会は、1978年以来開催のない南米で行うことが決定。

アフリカ開催に伴い、開催国に立候補したのは南アフリカ、エジプト、リビア、モロッコ、チュニジアの5カ国でした。
投票前日の2004年5月14日に、リビアと共同開催を予定していたチュニジアが辞退し、立候補国は南アフリカ、エジプト、モロッコの3カ国に。

そして翌日の決選投票の結果、南アフリカでの開催が決定しました。

南アフリカの治安

ワールドカップは、1986年大会において当初コロンビアで開催の予定が、治安の悪さと国内情勢の悪化から1983年5月になってメキシコに変更されたことがあります。

その経験から、南アフリカでの開催に対し当初から安全性を疑問視する声が上がっていました。

南アフリカは近年治安の悪化が著しく、特に2つの会場があるヨハネスブルグは「世界最悪の犯罪都市」とも呼ばれ、昼夜を問わず強盗や殺人が多発。

外務省の海外安全HPには、2010年2月の時点で

「ヨハネスブルグの市街中心地は、2010年サッカーワールドカップ会場のエリスパークスタジアムも含めて、殺人、強盗、強姦、恐喝、暴行、ひったくり、車上狙い、麻薬売買等の犯罪が時間、場所を問わず発生しています。」

との記載があり、その他の都市についても、プレトリア、ケープタウン、ダーバンの4都市について「十分注意してください」との危険情報が継続して出されています。

さらに、

「上記4都市ほどではありませんが、サッカーワールドカップの試合会場となるポートエリザベス、ブルームフォンテイン、ネルスプリット、ポロクワネ、ラステンバーグやその他の都市においても拳銃強盗などに遭遇する可能性がありますので、十分注意してください。」

とあり、ワールドカップ観戦のため南アフリカを訪れようと考えている方は、十分な注意が必要と思われます。

南アフリカでの殺人事件の発生率は、日本の35倍、アメリカ合衆国との比較でも7倍という高率。

ワールドカップ観戦ツアーを扱う旅行各社も「安全・安心」イメージの打ち出しに苦心しています。

JTBは大会期間中、グループの保険会社が手掛ける海外旅行保険加入者へのサービスを拡大すること、日本旅行では警備員が24時間巡回する大型の複合商業施設内に宿泊する点を売りするなど、各社とも安全性に最大限気を配っています。

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